新車には「サービス手帳」が付いてきます。このサービス手帳は、機械の保守管理で「労働安全衛生法」により実施義務がある、作業開始前点検および定期自主検査(月例検査、年次検査=特定自主検査)が簡便に実施できるようになっています。有効にご使用いただき、点検・検査の実施を習慣づけましょう。機械の状態を知ることは、安全作業の第一歩でもあります。関係法令等はサービス手帳、取扱説明書に記載されています。

サービス手帳を車両に搭載
作業開始前点検を必ず実施

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サービス手帳には、点検項目がチェックしやすいようにリストになっています。リストと照らし合わせながら、車両に異常がないか、一つずつチェックし、その結果を記録していきます。これは毎日、始業前に行なうことが大切です。忘れずに点検できるよう、サービス手帳は車両に搭載しておきましょう。

五感を総動員して車両点検
異常の早期発見で休車時間を短縮

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目で見て、匂いを嗅ぎ、音や振動を聞いて、手でさわって車の調子を点検します。毎日実行することで、異常の有無がつかみやすくなります。不具合の早期発見により、修理にともなう休車時間の短縮とコスト低減をはかることができます。

点検の習慣化で作業中のトラブルが激減
月例検査もよりスムーズに

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機械のトラブルが突然発生するケースは少ないもの。点検を習慣化することで作業中の不具合が激減します。逆に点検を怠り、異常のシグナルを見落として無理に使い続けると故障の程度をさらに悪化させてしまいます。また、作業開始前点検では月例検査項目の半数近くをカバーしますから、月例検査も気軽に行なえるようになります。

新車時3ヵ月、または3、6ヵ月の無償点検で健康診断
有償の定期点検で常にベストの状態に

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新車を使う時は何かと戸惑うことが多いもの。3ヵ月、または3ヵ月、6ヵ月目に弊社サービス指定工場で無償点検を受けられますので、使い方やメンテナンスなど、疑問点をサービスマンにぶつけてみましょう。また、有償の定期点検契約を結ぶことで、当社がより綿密な保守点検を実施。異常の早期発見や迅速な修理、メンテナンスで、作業車を常に最高のコンディションに保ちます。

本ページの内容はアイチコーポレーションが発行する情報誌「CABIN」から転載したものです。
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