運転資格取得の際に正しい取り扱いを学んでいただいたにもかかわらず、間違った操作や禁止事項を行なっているケースが目につきます。自走式高所作業車でこんなことをしていませんか?
作業床から鉄骨へ乗り移ったり、手摺りに足を掛ける
墜落事故の多くは、作業床から現場の鉄骨などへの乗り移りに失敗して起こります。また、手摺りに足を掛けることも作業姿勢を悪くし、事故やケガの原因となります。無理な姿勢での作業は絶対にしないでください。
安全帯を装着しない、装着していても金具をフックに掛けない
万一作業床から落ちたとしても、作業者を墜落から防ぐのが安全帯です。自動車のシートベルトと同じように、高所作業車に乗ったら必ず安全帯を締め、金具をフックに確実に掛けるように習慣付けましょう。
重量オーバーの過積載、バランスを悪くする偏荷重
作業床最大積載荷重を超えて荷物を積んだり、作業床の手摺り側に集中させて荷物を積むと、転倒しやすくなります。手摺り側への作業床最大積載荷重の2分の1から3分の1以内にしましょう。
周囲の状況を確認しない、死角があるのに一人で走行する
自走式高所作業車の転倒は走行中に起きることがほとんどです。自分の向きと走行方向が異なる場合、レバーの操作方向と動作の方向に注意するとともに、走行前に周囲の状況をよく確認し、誘導者を配置し、その指示に従って走行しましょう。
本ページの内容はアイチコーポレーションが発行する情報誌「CABIN」から転載したものです。
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