インターロック装置

am2-01

・インターロック装置には、作業開始時のジャッキセットし忘れを防止するジャッキインターロック装置と、作業中、ジャッキの誤操作を防止するブームインター ロック装置があります。いずれの装置も車両転倒を防ぐためのもので、インターロック装置が働いているときにジャッキまたはブームの各操作レバーを操作しても作動しない仕組みになっています。

・ジャッキインターロックがはたらいた場合
4本のジャッキが完全かつ車両の水平を保持するように 操作してください。

・ブームインターロックがはたらいた場合
ブームをブーム受けに確実に格納してください。

非常用ポンプ装置

am2-02

・作業中に、エンジン部やプロペラシャフト、油圧ポンプなどにトラブルが生じますと、各作動ができなくなります。そのため緊急用として、車両用バッテリを電源とした非常用ポンプ装置を使って油圧を発生させ、各作動を行います。

・非常用ポンプ作動にあたっての注意
一回の作動時間は30秒以内にしてください。もう一度行う場合は、30秒以上の時間をおいてからスイッチを操作し、作動させてください。

停止スイッチ

am2-03

・停止スイッチを押すことで、ブーム・バケットの作動をすべて停止させることができます。下部で停止スイッチを押すと、上下部すべての操作ができなくなります。上部で停止スイッチを押した場合は、下部にある上部キャンセルスイッチを入れると上部操作のみ作動停止となり、下部操作では作動します。

・停止スイッチ作動にあたっての注意

  • 作動中、操作レバーを中立(停止)位置に戻しても 停止しなくなったとき、操作レバーが物に接触して中立位置に戻せなくなったときなどに、停止スイッチを押してください。
  • 停止スイッチを押すとランプが点灯し作動が停止します。更にもう一度押すと停止を解除し復旧します。
  • 作業中にブームを動かす必要がないとき、この停止スイッチを押しておくと、誤って操作レバーに触れても動き出すこと がありません。
  • ジャッキやブームが自然降下しているときは、停止スイッチを押しても止まりません。

作業範囲規制装置

am2-04

・作業範囲規制装置は、ブームが作業範囲図に示す作動限界位置に達したら、自動的に規制が働き作動を停止し、作業中の車両転倒を防止します。作業範囲図は車両操作部に表示されているので、事前に確認しておきましょう。

他の安全マニュアルを見る