高所作業車

Q51:高所作業車の接地の目的について

■Q51 高所作業車の接地の目的について


高所作業車の接地の目的、また接地抵抗値について教えてください。労働安全衛生規則の333条によれば、漏電による感電の防止で、接地抵抗値も確実に接地するということから、概ね25オーム以下とされていますが、この条文が当てはまるのかどうかしっくりいかないので、ご存じの方よろしくご教授ください。
(S・I さん)




■A51-1

高所作業車の接地の目的は、万が一高所作業車が電線等と接触して通電した場合に
(1)地上から作業車に触れた人に対する感電防止。
(2)設備事故発生時、アースにより完全地落させ、発電所のリレーを作動させ、遮断する。
という二つの目的があります。

また、接地抵抗値についてですが、車両取り付けのアースリールとアース棒にて確実な接地を行った場合には「電気設備に関する技術基準」に定めるD種(旧第三種)相当の接地が確保されるよう、設定されています。
お尋ねの労働安全衛生規則333条は「電動機械器具」に関するもので、一般的な高所作業車には適用されません。

現状では「高所作業車は作業時にアースをとらなくてはならない」という明確な法律、規則はありませんが、安全性向上のため、電気工事等に高所作業車を使用する場合は、必ずアースをとってから作業を行うようにお願い致します。
(メールキャビン編集部)




■A51-2

接地線の接続は(電設作業でなくとも)可能な限りされることをお薦めします。

基本的な部分は編集部の意見と同じなのですが、大切なのは作業者に直接電気が流れないようにすることです。特に、近くに送電線等があった場合、接近限界より遠くても「誘導」という現象により帯電します。この誘導でも死傷事故が発生していますので、帯電した電気の逃げ道を作らなければなりません。それが接地線なのです。
(ヒロ さん)



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