高所作業車

Q44:坂道での高所作業車の設置についてII

■Q44 坂道での高所作業車の設置についてII


Q28で坂道での設置について、「駐車ブレーキの効かない前タイヤを設置させた場合、逸走の危険がある」としてありますが、この場合でも後ろのジャッキが効いていれば(駐車ブレーキよりジャッキの方が効くと思えるので)滑り出さないような気がするのですが・・・。
ジャッキは案外滑ってしまうものなのでしょうか。逸走事故があるとは聞いていますが、具体的な事例がありましたら事故の状況と原因などについて教えてください。
また、逸走対策としてハンドルをどちらかいっぱいにきっておくというのはどうでしょうか。
(IKさん)




■A44-1

後ジャッキの方が後輪の駐車ブレーキより制動力が大きいということはありません。
これは後輪に使用されているゴムのほうがジャッキに使用されている鉄板よりも摩擦力が大きいという事と、格納姿勢では後輪のほうが後ジャッキよりも重心に近いため、大きな摩擦力が作用する。という二つの理由によるものです。

感覚的には疑問に思われる事もあると思いますが、この件については弊社内でも実車による実験を繰り返し、確認しておりますので「後ジャッキは後輪の駐車ブレーキより制動力が小さい」ものとしてご承知置き下さい。

逸走事故の具体的な事例はここではご紹介できませんが、原因としては
(1)「駐車ブレーキの不足」
(2)「設置手順の誤り」が主なものです。
これに(3)「輪止めの設置不良」が重なって事故は起こります。

ハンドルをどちらかにいっぱいにきっておくという方法は「輪止め」がない乗用車などにおける対策です。高所作業車では前輪へ設置した輪止めが効かなくなる恐れがあるため、実施しないでください。
(メールキャビン編集部)


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